日経平均株価、3日ぶり5万円台回復　エヌビディア決算を好感

20日のお昼前、東京の株の市場では日経平均という大事な数字が大きく元気になりました。前の日よりも、一番高いときで2000円以上も上がって、3日ぶりに5万円のところに戻りました。市場はとてもにぎやかです。

なぜこんなに上がったかというと、アメリカの大きな半導体を作る会社、エヌビディアが、みんなが思っていたよりもすごくいい儲けを発表したからです。それで、株を買いたいと思う人がたくさん出てきました。

午前10時の時点では、前の日の終わりよりも1668円85銭高くなって、5万206円55銭になりました。エヌビディアの会社が、半導体がこれからもたくさん必要とされることがはっきりしたので、ここ数日下がっていた人工知能（AI）や半導体に関係する会社の株を、みんながまた買い始めたのです。それが市場全体を元気にしました。

その前の日のアメリカの株も少し上がっていたので、日本の市場も安心する気持ちが強くなりました。市場の専門家は、「エヌビディアのいい発表で、今まで心配されていたAIブームが終わってしまうかもしれないという気持ちが、ちょっと和らいだ」と話しています。この発表が、みんなの気持ちを明るくして、株が上がるのを助けているのです。

世界中で半導体がたくさん必要とされていることが、日本の市場にもいい影響をあたえています。AIや半導体に関係する会社の株が、はっきりと元気になっているので、これからの株の市場について、いいことを期待する人が増えています。これからも、エヌビディアやそれに関係する会社が、どれだけ儲かっているかに、みんなの目が集まりそうです。