経済
朝日生命 今年度の中間決算で“逆ざや”解消 2000年以降では初
11/20/2025
昔、1990年代のお金がたくさんあったころ、朝日生命という保険会社は「6%もお金が増えるよ」というすごい保険を売っていました。たくさんの人がこの保険を買いました。

でも、その後、日本の景気が悪くなって株がずっと安いままになりました。保険会社はみんなに「これだけ増やします」と約束していたのに、実際にお金を増やすことができなくなりました。この「約束と実際が違う」状態を「逆ざや」といいます。朝日生命はこの逆ざやの問題を、なんと20年もかかって、今年の4月から9月の間に、ついにゼロにすることができたと発表しました。これで、やっと約束通りにお金を増やせる「順ざや」という良い状態になりました。
会社のえらい人、小野貴裕さんは「私たちがお金を増やすためのやり方をがんばって良くしたことと、今、世の中の金利が上がっていることが、とっても良い方向に進むのを助けているんだよ」と話しています。そして、「この調子で、これからもずっと良い会社になっていきたいです」と、とてもやる気をみせています。
他の保険会社たちは、もう少し前からこの逆ざやの問題を解決しようとしていました。朝日生命は、最近の株価が上がって金利も良くなってきたおかげで、長い間の大きな問題を、ようやく乗り越えることができたのです。これから、どうやってお金を増やしていくか、会社をどうやって良くしていくかが、とっても大切になってきます。