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相撲:横綱大の里が千秋楽休場、左肩脱臼 豊昇龍は不戦勝へ
11/23/2025
大相撲の九州場所で、みんなが応援していた東の横綱、大の里(25歳)が、最後の日の前の23日に、お医者さんから「左の肩の骨が外れている」と診断されました。そのため、お相撲さんをまとめる協会に「休みます」と伝えました。お医者さんによると、治るまでに1か月くらい安静にしておく必要があるそうです。

同じく3回しか負けていなかった横綱の豊昇龍は、対戦予定だった安青錦が不戦勝(勝負をしないで勝つこと)になったので、珍しい形で勝ちました。さらに、安青錦が大関の琴桜に負けたため、豊昇龍が5場所ぶり3回目の優勝をすることは、もうほとんど決まりました。大の里が休んだので、二人の横綱が最後に激しい勝負をするのを楽しみにしていたお客さんは、がっかりしてしまいました。
大の里が所属する二所ノ関部屋の親方は、11月30日から始まる冬の地方巡業にも、大の里は出ないとはっきり言いました。「朝、練習場で少し体を動かしてみましたが、大の里本人と話して、無理をさせず休ませることにしました。最後の日に休むことになって、本当にごめんなさい」と、謝りの気持ちを伝えました。
大の里は、夏の場所で初めて土俵に上がってから、今回が初めての休場です。今年2場所続けて優勝し、4回目の優勝を目指していたので、とても残念なことです。でも、たくさんのファンが「早く治ってね」「また頑張って」と温かい応援を送っているので、一日も早く元気になってほしいですね。